成長フェーズで変わる、経営者の視点
会社の規模が小さい頃は、従業員の顔を見て、その場の状況に応じて判断することが自然でした。
目の前の人に寄り添いながら進めることで、組織にも温かさがあって、
それが強みだと感じていた時期もあります。
でも、組織が大きくなってくると、
その「情」が判断を鈍らせてしまう場面が増えてきます。
自分も30代になり、社長としての判断の重みを感じることが多くなりました。
たとえば、頑張ってるスタッフに対して「今回は仕方ないか」と情で動いてしまうこともある。
でも、それが積み重なると、全体としての判断の質が落ちてしまうなと感じるようになってきたんです。
だからこそ、
経営者には“俯瞰して見る”という視点
が必要なんだと思います。
理念を軸に、定例や基準、ルールで運営を整えていく。
そうすることで、組織が迷いなく動ける状態をつくっていける。
そして、自分自身の中にも「型」を持っておくことが大事になる。
判断をぶらさないために、自分の立ち位置や視点を常に整えておく必要があると実感しています。
――次回は、自分を整える手段として「本を読む理由」を掘り下げます。
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