自分を整えることに、本気で向き合った瞬間
あるとき、ふと気づいたことがありました。
それは、**上場企業の社長には「太っている人がほとんどいない」**ということ。
見た目の話に聞こえるかもしれませんが、そこには明確な理由があると感じました。
体型は、自己管理の象徴でもある。
外見は単なる印象以上に、その人が自分自身にどう向き合っているかを映し出している気がします。
体が重くなると、思考も鈍くなる。
判断や発言にも、説得力が出にくくなる。
そしてなにより、自分自身がどこか不機嫌で、人と会うのが億劫になる感覚がありました。
「ちょっと食べすぎた」「今日は寝不足」といった小さな崩れが、気づけば自信や集中力をじわじわ奪っていく。
“自分のコンディションが、パフォーマンスを決めている”ということに、ようやく腹落ちしたタイミングでした。
もちろん、過去には自分も不摂生をしていた時期があります。
でもその経験があるからこそ、今の「整った状態」の価値がよくわかる。
言い訳を潰していくのも、経営者の大事な仕事です。
だれかに任せたいなら、まずは自分の姿勢を整える。
そう考えるようになってからは、食事や睡眠、運動などにも向き合う意識が変わってきました。
体を整えることは、自分との約束を守ることでもある。
その変化は、仕事の質や信頼感にも確実に影響してくると感じています。
体型の話に見えて、実は“信頼”の話。
経営は、細部の積み重ねでできているとあらためて思います。
▼次回予告
「信頼される人になるために」
整えた先で向き合うのは、自分の内面の欲求や価値観。
かつての欲求と、いま本当に向き合っているもの──その変化と理由について書きます。
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