“話す力”より、“向き合う覚悟”が問われる場面
交渉って聞くと、言葉や駆け引きのイメージが強いかもしれません。
でも僕は、交渉とは「時間を買う行為」だと思っているんです。
相手の決断を早めたり、何年もかかるプロセスを1日で動かしたりする。
それがうまくいけば、人生の加速装置になる。
MG研修をやっていて感じるのが、自己資本を伸ばす人は、みんな“交渉”と“準備”が上手いということ。
ただ進めるだけじゃない。意思と戦略が見えている。
本気の交渉って、その場だけの言葉でどうこうなるものじゃないんですよね。
事前にどれだけ準備しているか。
相手の立場や状況を、どれだけ読み取れているか。
そのうえで、自分がどうありたいかを、ちゃんと決めているか。
この「準備・視点・覚悟」が揃っていると、自然と相手との空気感が変わる。
駆け引きじゃなく、信頼ベースで道をひらいていく感じに近いです。
交渉が得意な人って、話し方がうまい人じゃなくて、
状況を見極める“感度”と、行動に落とせる“胆力”がある人なんだと思います。
タイミングを見逃さず、最大の成果を引き出す。
その積み重ねが、結果的に“時間を短縮して前に進む力”になっていく。
交渉は、ただの技術じゃなくて、
相手と自分の未来をどう作るかの対話なんだと、あらためて実感しています。
▼次回予告
「FC展開のリアル」
事業を広げるとき、何よりも大切なのは“誰と組むか”。
次回は、数を追う拡大よりも「つながりの質」を選ぶ理由について書いていきます。
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