考えを“言葉”にして共有する力が、組織を強くする
社長として働く中で、「言語化」の重要性を強く感じるようになりました。
感覚的に「これだな」と思った判断でも、それを言葉にして伝えなければ、周りには届きません。
むしろ、伝えている“つもり”になって、現場とのズレが起こることが一番怖い。
たとえば、「今は整えるフェーズだ」「数より信頼だ」といった言葉も、最初は自分の中の感覚にすぎませんでした。
でも、それを明確に言葉にして文章として残すことで、チームの判断の軸になっていったんです。
何を目指しているのか。
なぜ今は拡大ではなく仕組み化なのか。
それを言葉にするだけで、現場の動きや迷いが減っていきました。
実感として、「発信しているのは答えじゃなく“問い”なんだな」と思うようになりました。
自分がどんなことを考えていて、どんな葛藤を抱えていて、何を優先しようとしているのか。
そのプロセスを言葉にすることで、みんなと一緒に“考える組織”になっていく感覚が生まれました。
言語化は、組織にとっての地図になる。
誰かに判断を委ねるためにも、自分が何を見て、どう進もうとしているかを、
これからも言葉で示していきたいと思います。
次回予告
→「一貫性がブランドをつくる」というテーマでお届けします。
派手な広告よりも信頼される“姿勢”とは何かについて、僕の考えを綴ります。
コメントを残す